過食嘔吐を治すのにトラウマは関係ない

「過食嘔吐に陥っている人は、多くの場合、母親との関係に問題がある。」
「幼少期にトラウマがある。」いろいろな過食嘔吐の本によく出てくる1節です。


そうだね、そんなことが小さいころにあったからあなたは今こうなっているんだね。あのときのその経験のせいなんだね。

ってトラウマとなった経験を見つけるためにカウンセリングを受けて、そのことをなだめてもらう…

 

あなたは過去に起こったことを振り返り、その出来事を悪者にして過食嘔吐を治そうとしていませんか?


それではいつまでたっても過食嘔吐を治すことはできません。
じゃあ、本当に必要なことは何か。

 

この記事では、トラウマ探しよりも大切なことを私の体験談もまじえながらみなさんにお伝えできればと思います。

トラウマ探しは意味がない

過食嘔吐を治すためにトラウマを探しても何の意味もありません。
 
だって過去に起こった出来事は変えられないからです。どんなに時代が進んでも、映画のような過去に戻って違う行動をし今を変える…なんてことはできません。
 
 
たしかに、過去を振り返ってトラウマの原因となる出来事が見つかったとき、気持ちはいくらか楽です。
 
普段、自分を責めてせめて、苦しくなっている私たち。
 
カウンセリングで過去の出来事とともに気持ちを聞いてもらうことで、苦しさ、辛さは軽減できます。
 
そしてその過去のできごとのせいで自分がこんなに苦しい思いをしているんだと考えると、自己嫌悪する気持ちが和らぎます。
 
自分が悪いわけじゃないと思えるからです。
 
 
 
だけど、これは一時的な安らぎで根本を解決することにはつながりません。
 
なぜかというとあなたが過食嘔吐をやめられない最大の理由は、過去のトラウマにはないからです。
 
問題は今あなたがその過去のトラウマによってできた考え方に今も囚われてしまっていることなのです。
 
問題は現在に起こっています。過去にはありません。
 
 
ただある意味では過去のトラウマを振り返ることは時に過食障害を治すことに役立ちます。
 
振り返ることで現在どのような考え方をしているのかに気づくきっかけになることがあります。
 

【私のトラウマ…?】

過去のトラウマを振り返ったとき、私の場合は、”1歳下に妹が生まれたことでした。”
 
多くの人は、それのどこがトラウマなんだと思うかもしれません。
 
 
でも多くの過食嘔吐の方とお話してきた中で感じているのは、はっきりとトラウマの原因になった出来事だとわかる出来事を経験している方のほうが少ないんじゃないかなということです。
 
 
もしかしたら、今これを読んでくださっているあなたも、トラウマと言われてぱっと思い当たる節はないかもしれない。
 
実は案外小さなことで、小さかったわたしたちは傷つき、自分を守るための考え方を身に着けます。
 
 
1歳下に生まれた妹。
私の妹は心臓が弱く、2歳の時に心臓の手術をしました。
 
 
両親はもちろん妹にかかりきり。
 
わたしは、おじいちゃんおばあちゃんに面倒を見てもらっていました。
 
 
小さいわたしからすると、お父さんお母さんの愛情を妹に奪われたのです。
 
「どうやったら両親から愛情をもらえるのかな…」
 
小さいわたしは一生懸命考えたのでしょう。
 
両親がわたしに期待することに応えることでほめてもらい、それによって愛情を感じていました。
 
 
ここで私の中には「人の期待に応えること=愛情が手に入る」という考え方ができました。
 
 
期待に応えようとするあまり、完全に自分の声を押し殺していました。
こうしたいってことを言えずにいました。
 
 
それが、小学校でも、中学校でも、高校でも、大学でも、社会人になっても、
ずっと私を苦しめていたのです。
 
 
何か思っても、言わずにいたから…
 
詐欺にあいました。すでに奥さんがいる人に、騙されました。精神的なデートDVにもあいました。
 
 
 
これ、客観的に見たらおかしなことだと思いませんか?
本当に「人の期待に応えること」で「愛情が手に入る」のでしょうか?
いいえ、入りません…!イコールではありません。
 
詐欺師の期待に応えたことで、詐欺師から利用されました。(26万円とられましたw)
 
既婚者の男性の期待に応えたことで、その人の一瞬の欲を満たすためだけに使われました。
 
DV男性の期待に一時的に応えたことで、精神的に追い詰められました。(軟禁されましたw)
 
 
 
愛情が手に入るどころか、むしろ、私…軽く扱われていますよね。
 
 
こんなに不都合が起きるってことは、小さいころからの考え方がどこかしら今に合わなくなっているということ。
 
 
もっというと、小さいわたしは両親の期待に応えなかったら愛情をもらえなかったのでしょうか。
 
 
もしかしたら、その当時からわたしの一方的な思い込みだったのかもしれない。
 
小さいときに考えたことで、他の人から見るとまるで見当違い…ということはいくつもあるのです。

トラウマ探しからの脱却

今の自分に不都合を起こしている考え方を見つけることができたとき、それはあなたが変われるチャンスです。
 
あなたが脱皮をするときです。
 
トラウマを引き起こした過去の出来事のせいにせず、目の前のその考え方を変えましょう。
 
 
そのときどきで考え方のアップデートするのです。
自分の考え方を変えられるのは、ほかの誰でもない、あなたしかいないのですから。

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ABOUTこの記事をかいた人

11年間過食嘔吐でした。 今まで、自分の考え方を変えるためにたくさん勉強してきました。 最近あったある出来事によって、これまで学んできた考え方を一気に自分の中に取り入れることができました。ぜーんぶつながった感じです。 今、過食嘔吐の衝動は全くありません。 あなたも絶対乗り越えられる力を持っています。私がサポートさせていただきます。